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ハイサイ

沖縄に行きたい。

 

別にスキューバダイビングも趣味ではないし、首里城にも興味は無い。
美ら海水族館より公園の亀を見てる方が性に合ってるし、サーターアンダギーは人にぶつけてゲラゲラ笑う物だと思ってる。

 

なのに、沖縄に行きたい。
それはインドア派でこじんまりとした僕の小規模な生活に風穴を開けられる気がするからだ。
何の刺激も無い毎日に少しのスパイスを。

 

だって、正反対に位置するじゃないか。
僕のルーチンの対角線上には、沖縄のほのぼのライフが存在する、多分。
時間を守らなければブチギレられる忙しなさの反対は、きっと"うちなータイム"だ。
都会人の反対は、きっと"しまんちゅ"だ。
ハゲのお偉いさんの反対は、きっと"具志堅用高"だ。

 

この発想は、言わずもがな陳腐な現実逃避の類いだと思う。
OLがロマンスカーに乗り箱根まで何となく行ってしまう傷心旅行と一緒だ。
あれの僕ver.をやりたい。
やりたいのだ。
やらせろいやらせろい!

 

潮風が鼻を掠める。
砂浜にゴロンと横になり広大な星空を眺め、波の奏でる素敵なBGMの中で僕はこう呟くのだ。
「あー、巨乳ちゃんとハメてえなあ」

 

 

そんなしょうもない僕は、日付け変わって明日から三泊四日でサイパンに行ってくる。
求めてるのと若干違うんじゃい!ボケ!

フレイバー・フレイブ

チュッパチャプスは最強だ。
 
 
棒の刺さったフォルムはアバンギャルドな睾丸と現代の若者らしいナードな陰茎を彷彿とさせるし、それを差し置いてもサルバドール・ダリが手掛けたデザインは消費者側のお洒落アンテナをビンビンにさせる。
サイケな色合いもまるでLSDを舌に乗せた時のようなトリップ感を味わえるし、口に咥えればHIPHOPカルチャー特有のコミカル且つサグな雰囲気も堪能出来る。
バスキアよりもイルマティックで、バンクシーよりもスタイリッシュだ。
 
 
まあ、そんな枝葉の部分はどうでもいい。
幹となる魅力的な部分は、何と言っても、味だ。
甘い。
甘過ぎる。
ニート野郎を過保護に育てるママンよりも甘いのだ。
甘いは美味い。
そこだけは覚えて帰ってほしい。
 
 
ただ、僕が好きだったオリジナリティー溢れる甘い味が無くなっていくことに一抹の悲しさも覚える。
特にマンダリンオレンジとチョコバナナの販売停止に関しては、よく遊んでいた幼馴染と大学でめちゃくちゃ仲良くなった親友を失くしてしまったような切なさがあった。
 
 
マンダリンオレンジは、デザートシリーズ寄りの僕にフルーツシリーズの魅力を教えてくれたフレイバーだ。
言わば、幼馴染グループの中でそんなに仲良く無かった一人が、共通のニッチなCDをキッカケに年がら年中一緒に居るような関係になった感じである。
「ジュンペイくん、Jurassic 5聴く?」
「え!聴くよ!マンダリンオレンジくんも聴くの?」
「うん。カット・ケミスト最高だよね」
……こんなの仲良くならない方がどうかしている。
周りがGReeeeNEXILEを聴いてる中、Jurassic 5を聴いてるヤツが居るなんて。
後にこの二人は、CDを貸し合ったり、MTVを一緒に見たり、文化祭でラップをしたり、同じカルチャーにどっぷりハマるブラザーとなる。
 
 
対してチョコバナナは、チョコもバナナも好きな僕が求めていたフレイバーをそのまま体現してくれた憧れの存在だ。
大学に入ってマンダリンオレンジと音楽活動を続けた僕は、同世代のスキルフルなラッパーを見付ける。
「こ……こいつ、オレがやりたいフローを全部やってやがる!」
それがMCチョコバナナだ。
衝動に駆られた僕は、全ての音源をチェックし、ライブも隠れて観に行くようになり、どちらかと言えば"羨望"より"嫉妬"なんて表現が似合うような感情が爆発していた。
しかし、僕たちウルトラチュッパチャプスMC'SとMCチョコバナナは偶然にも同じイベントに出演することとなる。
楽屋内で、こちら側の気持ちも考えず、彼は開口一番ヘラヘラ言うのだ。
「お前らのことチェックしてたよ。超気持ち良いライムばっか踏むじゃん!クルー組もうよ」
……この誘いに乗らない方法があるなら教えてほしい。
「いいに決まってんだろ」
 
 
だが、モラトリアムにも終わりは来る。
就職活動だ。
売り上げも伸びず夢を追い切れなかった僕たちのクルーは、現実の波に逆らえず呆気なく解散した。
 
 
就職した僕は、僕の元から去ったマンダリンオレンジやチョコバナナを横目に、まだ新しいフレイバーを探している。
ちなみに、僕はチュッパチャプスで"塩大福"味があったら、かなり美味いと思う。
森永製菓さん、宜しくお願い致します。
 
 
しょうもない話をしていると思った諸君、チュッパチャプスをナメんなよ!

自覚症状

自覚症状のある奴は、大抵勘違いしていて面倒臭い奴だ。

 

大なり小なり病を患っている人は「自分の事ぐらい自分でわかっとるわい」と医者に掛かった意味がわからないようなスタンスだし、経歴のある派遣社員は「自分のやり方がありますので」と新しい会社のマニュアルから外れたやり方で正社員を困らせる。
イメージだけど。

 

中でも性格の自覚症状が一番タチが悪い。
自分がその性格だと気付いたヤツらは、個性と捉えて胡座を掻く。
大雑把なヤツらは開き直ったかのように机周りを散らかすし、神経質なヤツらは数分程度の遅刻でも怒鳴り散らす。
適度ってものを知らない。
こいつらの何が面倒臭いって、ポジティブワードに変換しやがるのだ。
そして、その変換する癖に至っては自覚症状が無い、多分。
先述した大雑把なヤツは豪快な自分に酔ってるし、神経質なヤツは真面目さが自分の取り柄だと思ってる。

 

そんな事を書いている僕自身も、他人と話す時は「オレ、見栄っ張りだから」とか「オレ、格好付けだから」とか予防線を張って、可愛い自分を守ろうとする。
この盾を使えば、ふとした動作にその片鱗が出た時も「まあ、わかってるんだもんな」と指摘しづらくなるからだ。
陰口で取り上げるにしては今ひとつ盛り上がらなくなるし、面と向かって事実を突き付けるにしても鬼の首を取ったようなマウンティングは出来なくなる。
……なんて勘違いをしてるから余計に面倒臭いんだろうけど。
実際は、自覚症状の無い欠陥がより顕になって滑稽なピエロと化している、はずだ。

 

ただ、その自覚症状から生まれる振り幅は時に武器にもなる。
個性の天丼だ。

 

以前、男性の新卒社員の歓迎会があった。
彼は色黒で髪型も僕が産まれた時のトレンディドラマに出てくる俳優のような老けた見た目だった。
言ってみれば、不動産会社の営業部長だ。
彼は会場に着いた途端、上座下座も意識せずにドカッと腰を降ろした。
肝っ玉が座っているのか不躾なだけかはわからないが、颯爽とジャケットを脱いで腕まくりをする。
皆がヒソヒソ話す声にも我関せずで、左手首に結ばれた鹿のフンのような数珠をアピールする。
ダ……ダサい!
そんな彼に興味を持った隣席の僕は質問を投げ掛ける。
「○○くん、好きなアーティストは?」
「ああ、サザンですね」
サザン?!
サザンが格好良いのはわかっているが、「最近欅坂46の長濱ねるを推してる」なんて話でワーキャーしている4歳上の僕は面食らった。
まさか弟よりも歳下がサザンを聴いているとは。
続けて問いを投げ掛ける。
「○○くん、趣味は?」
「釣り、麻雀、パチンコですね」
三つ挙げた内の三つとも"お父さんの趣味"なんて役が上がるような面子だ。
クラクラした。
彼は敢えておじさんになろうとしているのだろうか?
「なんかおじさん側に寄せてない?」
「寄せてないですけど、おじさんっぽいかもしれませんね。さっきも同期に昭和のイケメンみたいだなって言われて、納得しちゃいました」
……それは褒めてないぞ!
皮肉だ!皮肉!
あまりの乱打にパンチドランカーとなった僕は、フラついた足取りで喫煙所に向かい煙草に火を着けた。
そうすると同じように会場を抜けた統括部長がやってきた。
「お前、あんまり後輩をイジメるなよ」
「イジメてるつもりはないですけど、面白くて話を引き出そうとしちゃいました」
そこで統括部長は衝撃の一言を発する。

 

「あいつ、あれで童貞だぞ」

 

腹がよじれるほど笑った。
あのツラ、あの仕草、あの性格。
子供を二人ぐらい食わせていそうな彼は、育児どころか膣内射精すら知らなかった。

 

この振り幅は素晴らしい。
勘違いした自覚症状が、笑いをより増幅させる。
人伝てとは言え、僕はその瞬間彼のことを好きになった。

 

偉そうには言えないけど、このように勘違いした自分をフリにして、オチを付けられればめちゃくちゃ面白いだろうな。
とても勉強になる出来事だった。
今後はそのように生きられるように心掛けたいと思う。

 

 

 

 

って、心掛けたらまた勘違いしてる自覚症状になるっての。

WC

綺麗なトイレでウンコをしたくて、デパートの大便器に鎮座しました。

 

ウンコをひり出す時のオノマトペは数あれど、その日はごっさファンキーなベースラインにも匹敵するようなブリブリ音でした。

こだまする音は、僕のプライベート空間だけに響き渡るものだと思っていましたが、外にかなり漏れていたらしく、小学生ぐらいの子供の「ぶへへへへへへあっ」と言う笑い声が聞こえてきました。

ウンコぶつけたろか。

 

このブチかまし音は、大人になった今でこそ恥ずかしくも無くなりましたが、本当に悩ましい問題ですね。

先述した小学生のような年齢であれば誰かに聞かれたと同時にイジメの対象にもなりえますし、好きな人が予想だにしない音を出せば百年の恋も冷めてしまうかもしれません。

 

「じゃあ音姫(流水音を再生する最近のトイレ機能)があるじゃないか」

なんて野暮な考えは甘いです、スニッカーズぐらい甘い。

音姫を実際に使ったことがある人だとわかると思いますが、涙ぐましい企業努力でリアルな流水音を追求し過ぎたがために、ウンコサウンドに負けてしまうんです。

要は音が小さいんですね。

どうせなら土石流ぐらいにしてくれないとあのけたたましい騒音を上書き出来ません。

 

しかしながら、考え方としては間違っていないと思います。

例の忌々しい排泄音を消すには、それ以上の大きい音を鳴らせば解決する訳です。

そうなったら答えは一つしかありません。

もう勘の良い方は、何を流せばいいか勘付いてますね。

そうです、EDMです。

エレクトロダンスミュージックです。

これさえ流せば無問題ですね。

渋谷のチャラ箱、DQN車に次いでトイレをEDMの鳴り響く環境にすれば勝ちも勝ちです。

 

一定のリズムが反響する一畳間。

ここはワンルーム・ディスコ

回るミラーボール。

ごっさファンキーなベースライン。

僕の腸内環境がパルプ・フィクションジョン・トラボルタのように激しく踊ります。

 

 

 

 

何言ってるんでしょうね。

すみません、水に流して下さい。

薬をよく飲みます。

別に非合法な薬にハマってる訳ではなく、体調が悪くなりがちだからです。

今さっきも花粉症の薬を飲んだばかりです。

 

昨今の薬はよく"眠くならない"を売り文句に販売してるケースが多く見受けられます。

これ、めちゃくちゃ嫌なんですよ。

 

僕の寝付きが悪いからと言うのもありますが、普通は薬を飲む時なんて身体に怠さを感じてる時じゃないですか。

そんな時に眠れなくしてどうするんですか。

むしろグッスリ寝たいぐらいじゃないですか。

どんなRPGだって体力全回復させる時に宿屋で一晩グッスリ過ごしますよ。

 

百歩譲って昼はわかります。

遊びとか仕事とかアクティブに動く時間帯ですから。

ただ、朝晩に関しては"眠くならない"がメリットとして働くようには思えません。

朝は睡眠を取った後で目も冴えてますし、夜は薬を飲むような状態の場合すぐ床に就くべきです。

もし眠くなると困るような状況だとすると、そんなタイミングで薬を飲んでるヤツは頭おかしいです。

遊んでる人はキャンセルしなさいよ。

働いてる人は休みなさいよ。

これで休めないなら社会が悪過ぎます。

中指立ててやりましょう。

 

先ほど飲んだ薬も、朝晩に服用を勧めているにも関わらず"眠くならない"がセールスポイントらしいです。

そこじゃねーだろ。

そんな所に力を費やすよりも効果を強めろ。

バカ。

 

 

 

 

 

アホ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眠くなってきたので寝ます。

三寒四温

いつも使用している上りエレベーターに1Fから乗りました。

そのエレベーターには、先に地下で乗ったであろうおじさんがボタンの前に立っていました。

僕が目的階のボタンを押そうとすると、そのおじさんが気を使って邪魔にならないようにしてくれたのか、

 

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この体勢。

 

正確な僕からの視点ですと、

 

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この体勢。

 

人が乗り込むたびに

 

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降りる時はする必要無いんじゃ無いかと思いつつも、

 

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僕が降りる手前のタイミングでも、

 

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パキョッ!

 

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おじさん!

 

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腰骨が!

 

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嗚呼………。

 

 

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哀愁を帯びた優しさに春の訪れを感じました。

風邪

朝起きた時に妙な違和感がしました。
変だなあと思いながらも、一本のメビウススーパーライトを口に咥え火を着けます。
煙をくゆらせながら、いつもとの違いに気付きます。
「煙草がまずい」
そこからリンクし、違和感の正体が風邪だとやっとわかります。
長い、バカかよ。

 

風邪をひくのが好きな人は小学生以外居ないと思いますが、身体の弱い僕は人一倍風邪が嫌いです。

なんか風邪を含めた病気全般は、怪我以上に死に直結する気がします。

僕は心の底から死にたくないんです。

なら、「煙草吸うなよ」って話なんですけど。

ともかく不健康なくせに健康でありたい無い物ねだりな性分の僕は、毎日風邪の予防のためにビタミンCがめちゃくちゃ入ってるドリンク飲料を摂取しています。

なのに、昨日に限ってそれを忘れてしまいました。

絶望。

前兆も無く急に風邪をひいてしまったのはきっとそのせいでしょう、そうに違いない。

 

気怠さでボーッとしている頭で、明日病院に行かなきゃなあ、なんて考えながらスマホをポチポチ。

エロサイトやまとめサイトを一通り徘徊し終えた僕は、LINEを開いてアカウントの一言メッセージを変えようと思いました。

と言うのも、僕のLINEの一言メッセージは大体自分の近況と絡めたダジャレを記載しています。

たとえばお盆であれば「レミー・盆休みー」、誕生日であれば「ランディ・バースデイ」、ダジャレなので面白い面白くないはどうでもいいとして、こう言った物を採用しています。

 

そんな中で患ったこの風邪。

そうだ、"風"を"風邪"に変換するようなダジャレを載せよう。

日本一無意味な強迫観念で、僕は思考し始めました。

 

風邪の谷のナウシカ

……自然と人間の関係を描いた作品ですが、登場人物は全員風邪っぴきです。

 

湘南乃風

……ガラと体調の悪そうな四人組が色々歌います。タオルを回すとウィルスが蔓延します。

 

風邪になりたい

……学校嫌いの小学生が家でEテレを見る歌です。僕ら世代は、さわやか三組でした。

 

風邪使いの陣

……暗黒武闘会なのに肉弾戦ではなくバイオテロで戦います。たとえCVが山口勝平でもジメッとしてそう。

 

千の風邪になって

……学校に行きたくない気持ちがより強くなっています。

 

 

面白くない。

これは面白くないぞ。

面白くないと割り切っていてもキツい。

 

ここまで頭が働かないのであれば、早く寝た方が良さそうですね。

今回は御開き。

風邪と共に去りぬ。