マネー

金が無さ過ぎる。
今月のクレジットカードの引き去りを確認したら、10万強が引き落としされていた。
自分の破綻した計画性にゲンナリする。
社会人にもなって苦学生のような預金残高の数字は、三つ並んだ6よりも不吉な将来を暗示している。

 

 

支払いの内訳を見ると、やむを得ない事柄を除いて、殆どが行きつけのバーで使った金とコンビニで買った飯の料金、つまるところ飲食代に当たる部分だった。
何をそんなに飲んだり食べたりするのだ。
毎日死にそうな生活をしていた学生時代の自分が鼻で笑う。

 

 

思えば昔から金の使い方に頭の悪さが表れていた。
中学一年生の頃、趣味にお金を費やす事こそ後々の知的財産に繋がるのだと考え、何を血迷ったかお小遣いの範疇に収まり切らない『アラジン』のDVDボックスを注文した事がある。
家族から金を借りて支払う事になった僕は、言わずもがな親父からこっぴどく叱られ、その様子を見ていたおばあちゃんは普段以上に顔をシワクチャにして泣いていた。
きっとバカな長男坊の先行きを悲しく思ったのだろう。
だって『アラジン』欲しかったんだもん。
ディズニー好きなんだもん。

 

 

その性格は今も変わらず、金に対して無頓着なままここまで来てしまった。
勝新太郎よろしく宵越しの銭は持たない主義と言うか何と言うか、引き落とした金はほぼほぼ使ってしまう。
いや、それ以上かもしれない。
そこに収まり切らない額をクレジットカードで補うのだから。
悪い言い方をすれば、借金と同じだ。
いずれエスポワールにでも乗せられるのではなかろうか。

 

 

ヒモにでもならない限り、最終的には多重債務でくたばるかもしれない。
金は天下の回り物と言うが、首は回らないようだ。

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