喫煙

胸が苦しい。
と言うのは、恋をしてしまった比喩では無い。
呼吸が辛い、その意味合いでだ。
原因はわかっている。
煙草の吸い過ぎだ。

 

 

昔から身体が弱い事は重々承知していたが、周りの環境もあって高校の頃から煙草を嗜んでいた。
別に不良学生では無いし、ましてや僕ら平成世代は煙草の害についても授業で嫌と言うほど説明されていた。
にも関わらず、宙を舞う煙に憧れを抱き、とうとうこの年齢まで来てしまった。
だって、映画や漫画でもみんなかっこいいんだもん。
ジャン=ポール・ベルモンド然り、ブラッド・ピット然り、次元然り、サンジ然り。
しょうがない、しょうがない。

 

 

しかしながら、そのツケが今になって回ってきている。
日常生活も喘息のような状態でゼーハーゼーハーする羽目になり、大きな声が出ない。
人からも言われるほど通る声をしているので何とか乗り切れているが、いずれは会話をするだけで酸欠になるかもしれない。
実際そんな奴が目の前に居たら笑えないだろう。
まあ、それが煙草を咥えながら倒れるのであれば、ダーティ・ハリーみたいでかっこいいが。
って、かっこよくはねーか。
つーか、ダーティ・ハリーの最期なんて知らんしな。

 

 

とにもかくにも日々の煙草を減らさなければ、死は近い。
ヘビースモーカーでは無いにしろ、1日に吸っている一箱分の本数をせめて半分ぐらいにしないとまずい。
友人から「文化人は漏れなく喫煙者」と言われ薄気味悪い笑みを浮かべていた過去の自分とは決別する時が来たのだ。
徐々にでいいから、改善していこう。

 

 

そんな内容をミッシェル・ガン・エレファントの『スモーキン・ビリー』を聴きながら綴っているのだから、僕はタチが悪い。
こんな守れもしない口約、煙に巻かせてくれよ。

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